これお読みください。
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なぜキーエンスはこれほどまでに高い利益率を上げること
ができるのか? 少し考えればおわかりいただけると思いますが、キーエン
ス高収益の秘密は決してハードワークによるものなんかではありません。
ハードワークなんて真似しようと思えば、どこの企業だってやれないことは
ない。ましてやキーエンスのように「平均給与を1400万も払うから死ぬ
気でがんばれ」といえば、それに応えようとする人材はまだ日本にいるで
しょう。しかし、そんな人材をいくら集めたところでキーエンスには絶対に
勝てない。なぜでしょうか。
キーエンス高収益の秘密は、二つあると思います。ただし、ここから先の話
は、あくまでも筆者が取材した相手の話に基づくものであり、キーエンス全
社員に対する調査結果に基づくものではないことをご了承ください。
秘密その一。キーエンス営業マンは優れたインタビュアーである。
すなわち
彼らの仕事はセールスではなく、クライアントの話を徹底的に聴くこと。特
にその不満、不都合、不具合を可能な限り引きずり出すことに集中してい
る。しかもクライアント企業の現場で。
同社のメイン製品はFAセンサ、自動制御機器、計測機器など。これらが使わ
れるのは製造ラインです。だからキーエンスの営業マンはクライアントの本
社や営業所ではなく、製造現場に行く。ずんずん入っていく。行ってライン
を実際に動かしている人たちの話をじっくり聴く。その中にはネタ、つまり
提案要素がいくらでも転がっている。
秘密その二。それは予算内提案です。
少なくとも私が取材した相手に限っていえば、可能な限り現場が持っている
予算内に収まる製品を提案すると言っていました。これが何を意味するか。
これこそが見積りをストレートに通すための秘訣だというのです。ややこし
い手続きや根回しが必要となる上層部の決済が不要、かつ値切るのが仕事の
調達部を通さなくて済む金額に押さえるわけです。図式化すると次のように
なります。
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知らないことは、知っている人から聞き出し、聞いたものを即技術開発につなげる。
企業は利益を追求する。
という、言ってみれば当然のことに、本当に真摯に取り組んでいるからこそ、このような成功を生み出しているのだということがおわかりいただけると思います。
つまりは、経営者のみならず、一般の社員に渡るまで、しっかり会社に対しての利益追求、顧客満足度のアップをしみこませているということなのではないかと思います。
これは一朝一夕にできるものではありません。
企業の伝統がよい方向に作用した結果がこの状態なのだと思います。


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